セレンの抗酸化作用と効果的に摂る方法

セレンは若々しさを保つために重要なミネラルです。

なので『若返りのミネラル』と言われるほどです。

ここではセレンの美容効果と効果的な摂取方法などを紹介します。

セレンとは何か

セレンはミネラル(無機質)の一種です。

ミネラル(無機質)とは何かというと

生体を構成する主要4元素である酸素・炭素・水素・窒素以外の総称

のことを指します。

これ自体が体を構成したりエネルギーになるわけではありません。

しかし体の維持や健康を保つのに重要な成分です。

ミネラルの中でも重要なものは『必須ミネラル』と呼ばれます。

それは次の16種類です。

ナトリウム, マグネシウム, リン, イオウ, 塩素, カリウム, カルシウム, クロム, マンガン, 鉄, コバルト, 銅, 亜鉛, セレン, モリブデン, ヨウ素

セレンは必須ミネラルの1つです。

そしてセレンには抗酸化作用という若々しさを保つ効果があります。

抗酸化作用とは

老化の原因の1つと考えられているのが『活性酸素』という物質です。

活性酸素とは

他の物質を酸化させる力がとても強い酸素

のことを指します。

活性酸素には殺菌作用があり細菌から身を守る効果があります。

しかし活性酸素が増えすぎると体が酸化していきます。

それが老化の原因になるのです。

活性酸素が増えるのは次のような原因です。

  • タバコ・アルコール
  • 紫外線
  • ストレス

そして抗酸化作用とは

活性酸素を除去・発生を抑えて老化の進行を遅らせる作用

のことです。

セレンにはこの抗酸化作用があります。

セレンによる美容効果

セレンの抗酸化作用には次のような美容効果があります。

肌の老化防止

肌の細胞は細胞膜という脂質で包まれています。

この脂質の一部を形成しているのが脂肪酸です。

この脂肪酸は紫外線や活性酸素により『過酸化脂質』になります。

これは脂質が過度に酸化された物質で肌にとても有害です。

セレンにはこの過酸化脂質を分解する作用があります。

そのため美肌を保つ次のような効果が期待できます。

  • シミの予防
  • 肌の弾力を保ちシワを防ぐ
  • 顔のたるみを防ぐ

肌の老化防止にセレンはとても役に立っています。

抜け毛の防止

髪の毛も肌同様に活性酸素による過酸化脂質の影響を受けます。

頭皮においては次のような場合に過酸化脂質が発生します。

  • 紫外線を直接頭皮に浴びた時
  • 油っぽい食事を多く食べた時

過酸化脂質が増えるとまず血液の流れが悪くなります。

頭皮環境は頭皮に運ばれる血液の栄養に依存しています。

そのため血行不良は薄毛の原因になります。

また過酸化脂質自体が頭皮の毛穴を詰まらせる原因になります。

セレンは過酸化脂質の発生を抑え、抜け毛を抑える効果があります。

セレンを多く含む食品

セレンは普段の食事で問題なくとれます。

特に含有量が多い食品は次の表の通りです。

食品 μg/100g 食品 μg/100g
かつお節 320 豚(じん臓) 240
牛(じん臓) 210 あんこう(きも) 200
クロマグロ(赤身) 110 まあじ 78
あまだい 75 めばち 67
豚(肝臓) 67 牡蠣 67
まさば 66 まあじ 64
小麦 63 鶏(肝臓) 60
ぶり 57 鶏卵(卵黄) 56
牛(肝臓) 50 まいわし 48
ひらめ 47 まだい 46

主に豚・牛の内臓、魚介類などに多く含まれています。

セレンを効果的に摂る方法

セレンはビタミンEを取ることで抗酸化作用を高めることができます。

ビタミンEはとても抗酸化作用が強く『若返りのビタミン』と呼ばれています。

ビタミンEを多く含む食品は次の表のとおりです。

食品 mg/100g 食品 mg/100g
アーモンド 29.4 サフラワー油 27.1
とうもろこし油 17.1 なたね油 15.2
マーガリン 15.1 あんこうのきも 13.8
すじこ 10.6 いくら 91
あゆ 8.2 いわし 8.2
たらこ 8.1 めんたいこ 6.5
モロヘイヤ 6.5 うなぎ(かば焼) 4.9
だいこん(葉) 4.9 かぼちゃ(西洋) 4.7
たい 4.5 ほたるいか(生) 4.3
赤ピーマン 4.3 はまち 4.1

主に植物油と魚介類に多く含まれています。

魚介類はセレンも豊富なので魚介類中心に食べるといいと思います。

セレンの過剰摂取に注意

セレンは若々しさを保つために重要なミネラルです。

なのでサプリなどでさらに補おうとする人もいるかもしれません。

しかし先ほどお話したようにセレンは

藻類、魚介類、肉類、卵黄…

などに豊富に含まれていて通常不足することはありません。

セレンの1日の摂取量(μg)・上限(μg)は次のように推奨されています。

成人男性 成人女性
摂取目安 30 25
上限量 420~460 330~350

上限は大体330~460μgです。

なのでサプリでセレンを摂ろうとすると過剰摂取になる恐れがあります。

過剰摂取により起こるのは次のような症状です。

  • 爪の変形や脱毛
  • 胃腸障害
  • 下痢
  • 疲労感・焦燥感
  • 末梢神経障害
  • 皮膚症状

どんな成分でもそうですが摂りすぎは体によくありません。

1日の摂取量の目安を超えないようにしましょう。